〇山田太郎君 自由民主党の山田太郎でございます。
冒頭、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に対しまして心より哀悼の意を表しますとともに、現在療養中の皆様方に心からお見舞い申し上げたいと思っております。
さて、一部報道で、東京都が、新感染者の七日間平均が百四十人程度、入院患者が千人程度になった場合を緊急事態宣言の解除の基準として固めたという、こういう報道がございました。これ大変厳しい基準だというふうにも思っておりますし、今日午後九時から小池東京都知事が臨時記者会見を開くというふうに聞いております。
これ、三月二十一日の時点で仮にいわゆるこの百四十人を東京が下回っていない場合、国としてはどういう対処方針を出していくのか、この東京都とのずれがあるのかどうか、この辺り、是非、西村大臣にお聞きしたいと思います。
〇国務大臣(西村康稔君) お答えを申し上げます。
現時点におきまして、東京都においてそのような方針を決定したとは私自身もまだ聞いておりません。
この解除の要件につきましては、基本的にこれは専門家の皆様にも御議論いただいた結果としてその指標というものをお示しをしております。その指標に基づいて、ステージ3相当の対策が必要な地域になっているかどうか、これを病床の状況や感染状況などの指標を照らしながら総合的に判断していくことになります。
先ほど申し上げましたように、現時点でステージ3相当以下になってきておるんですけれども、まだぎりぎりのところがあるものですから、これを見極めるために二週間ということを設定をさせていただいたわけでございます。
いずれにしましても、専門家の意見を聞いて、国としてこの基準に照らしながら判断をしていきたいというふうに考えておりますが、都知事始め、知事がやっぱり状況を一番よく御存じでありますので、知事とそうした状況も確認をしながら、しっかりと連携をして対応していければというふうに考えているところであります。
〇山田太郎君 大変厳しい状況だと思います。
今回、延長措置で集客エンターテインメント産業は非常に厳しい状態で、壊滅的と言っても過言ではないと。特に、この一年間で喪失した売上げが八千六百億円、売上げの何と七五%でございます。もちろん、飲食を含めていろんな産業が傷ついているわけではありますが、大変な状況下にあると。
そして、私もちょっと関係します夏のコミケ二〇二〇年も、世界最大のイベントでございますが、中止、それから、二〇二〇年の冬コミももう二回連続で中止ということでございます。今回延長をされますと非常にまたこれも厳しいということで、根が絶えてしまうのではないかと、こんなことすら危惧されるわけであります。
そこで、是非、今後の政府の方針で、きちっと感染しないように守った施設に関しては、イベント開催に関する施設利用料に関する支援、それから、コロナ感染のために実は住所等を事前に調べるシステム利用料、結構高いというふうに言われています。こういったことに関してきちっと支援を行うべきではないかと。揺り籠である施設型の施設に対してもきちっと支援していただきたい。私もコミケ等に支援されてバッジを着けておりますので、是非、この辺り大変気になります。是非、大臣、よろしくお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇国務大臣(西村康稔君) 文化芸術関係あるいはエンターテインメント関係の皆様、本当に厳しい状況にあるものと、私たちの心を潤していただける大変重要な産業と私自身も考えております。しっかりと支援をしてまいりたいというふうに思っております。
キャンセル料など最大二千五百万円の支援、これJ―LODliveの補助金で行っているところでありますけれども、御指摘のイベントの施設利用料についてもJ―LODliveの補助金では対象と考えておりますし、また、システム利用料につきましてもこの補助金において感染予防対策費の一環として補助できるようになっております。
また、三次補正で措置しました文化芸術活動の充実支援事業、これにおいても、詳細は今文科省で検討中でありますけれども、基本的にシステム利用料についても補助の対象とすることで文化庁で考えているものと承知をしております。また同様に、イベントの施設利用料についても基本的に補助対象に含める方向で検討しているものというふうに承知をしております。
いずれにしましても、連携しながらしっかりと支援をしていければというふうに考えているところであります。
〇山田太郎君 時間になりましたので終わります。ありがとうございました。