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赤松健 ~2022参院選公認候補決定について~

2021.12.28

この度、次の参議院議員選挙の自由民主党の公認候補者となりました、漫画家の赤松健と申します。

今回なぜ、漫画家である私が立候補を決意したのか。その理由をお話しいたします。

1、なぜ出馬するのか

私はこれまで、マンガ・アニメ・ゲームの表現の自由を守るべく、漫画家として、また一ユーザーとして、活動してまいりました。児童ポルノ禁止法改正・TPPによる著作権侵害の非親告罪化、静止画ダウンロード違法化などの際、表現規制と闘い、表現の自由を守り抜いてきたと自負しています。

しかし、ここ最近、いわゆる萌え絵を中心とする表現について、国内や海外から規制を強める強烈な圧力が再燃しています。表現の自由を巡る局面は、一切油断できない「差し迫った状況」です。しかし、漫画家やクリエイターからは、声はなかなか上がりません。誰かがやらなくてはならない!強くそう想い、私自身が直接政治に関わっていく必要があると決心しました。

国連や海外へも適切な説明をしていかなければなりません。フランス・イタリア・アメリカ・ブラジルなど、私の海外での活動と、高い知名度が、必ず役に立つと考えています。

加えて、私の決意を決定的にさせたのは、新型コロナによる社会の変化です。

私が今も連載している少年マガジンなどの「商業誌」は、コロナ禍による巣ごもりの際、海外の海賊版サイトによって甚大な被害を受けました。更に、電子出版しかされない新人漫画家などは、クリエーターとしての生存が脅かされる事態になっています。

コミックマーケットなどの同人誌即売会の被害も深刻です。多くのイベントは存続の危機にあり、開催継続に向けた国の支援が不可欠です。私は二次創作同人誌の出身であり、文化の揺りかごである同人誌即売会の火を絶やさないことが自分の使命であると感じています。

これらの現場の意見や打つ手を適切に国に伝え、文化やクリエーターを守っていくことは、同人サークルから商業誌連載、アニメ化、ゲーム化などあらゆるメディアミックスを体験してきた、私にしかできないことと考えています。

2、なぜ表現の自由を守る必要があるのか

そもそもなぜ「表現の自由」を守る必要があるのかを、ご説明します。

マンガ・アニメ・ゲーム・音楽・映画・小説・舞台・ダンス、様々なエンターテイメントのコンテンツは、日本が長年培ってきた大切な文化です。それらの文化とインターネットやSNSの融合によって、今の日本は誰もが簡単にコンテンツを発信できる「国民総クリエイター」とも言えるUGCの時代になりました。

これらのコンテンツは、私たちの生活にいろどりを与えてくれるだけでなく、引きこもりなどの問題を抱える人々にとって、重要なコミュニケーション手段になるなど、新しい可能性を秘め、単なる娯楽を超えた存在となっています。

更に、これらのコンテンツは、日本が外貨を稼ぐ力のある重要な資源でもあります。特にマンガ・アニメ・ゲームは、アメリカ、中国、韓国にも負けない、まだまだ世界一のコンテンツであると信じています。これらを守り、育てていかなければなりません。

日本のマンガ・アニメ・ゲームがなぜ強いか。それは、表現の自由が保障されているからです。誰もが自由に表現できる環境が守られてきたからこそ、日本で豊かなコンテンツが生まれてきたのです。

国民総クリエイター時代、誰もが、安心して作り、楽しめる国であり続けたい。そのために、表現の自由を守っていく必要があります。

 この30年間、現役クリエイターとして日本でマンガ・アニメ・ゲームを作ってきた経験を最大限に生かし、今後の日本の文化・経済の両面から、私は貢献できると考えております。

3、漫画家としての活動はどうするのか

最後に、今後のマンガ家としての活動についてですが、私は生涯、漫画家でい続けるつもりです。もちろん、政治活動をするとなると、しばらく連載などは無理そうですが、マンガを使って若い世代にも分かりやすく国の政策について説明するなど、マンガの力をあらゆる方面に生かしていきたいと思っています。

引き続き、大切な仲間である赤松スタジオのアシスタント達と仕事を続けていきます。いずれまた読み切りなど描くかもしれません。その時はまた応援していただければ嬉しいです。

以上、参議院議員選挙の公認候補者決定について、私の決意と想いを説明させて頂きました。ありがとうございました。

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